口コミで評判の理由がわかりました・・・
2009年8月10日
こんにちは。
オーダースーツ専門店スプレーモの清水です。
夏物の販売もほぼ終了しまして、8月末日から販売を開始する
秋冬物の生地の準備をしています。
すごい量なので、準備も年々大変になっています。
生地の色柄を増やしすぎかなと思いつつも、いろいろなお客様の
ご要望にこたえられるようにしないといけないですからね。
最近はよく買い物をします。
いろんなお店に行って、お客様の気持ちになろうと思って
買い物をします。
口コミで評判のお店に行って、どうして流行っているのか考えます。
この間行ったのは、『書斎館』というお店
http://www.shosaikan.co.jp/
青山にある万年筆の専門店です。
想像以上にすごくいいお店でした。
万年筆の在庫量もすごいですが、お店の雰囲気、ライティング、
置いてある什器、展示の仕方、落ち着いていて、ゆったりとした空間・・・
お店のこだわりがひしひしと感じられます。
私は普段、万年筆は使ったことがありません。
店内にはいろんな国のいろんなメーカーの万年筆が
大量に並べられています。
価格は5万円から8万円くらいします。
使ったこともないし、文房具にかける金額としては安くはないので
どれをどうやって選べば良いのかわかりません。めちゃくちゃ迷います。
スタッフの女性に質問しました。
「今まで使ったことがないのですが、どうやって選べば良いのですか?」
選択する基準を聞きました。
書き味を中心に選ぶか、デザインで選ぶかだそうです。
売れ筋はどれかと聞きました。イタリア製のものが男女問わず売れていると。
それだけ聞いてもよくわかりません。
でも何とか2、3本に候補を絞って、う~んと悩んでいると、
実際書いてみて欲しいのでこちらへと言ってカウンターへ案内してもらいました。
カウンターに座ると、万年筆が10本ぐらい入った皮のケースを出してきて
左の万年筆から順に書いてみてくださいとのこと。
私の候補の2、3本以外にもいろんな国の万年筆を次から次へと
ためし書きをさせてくれました。
その1本1本のうんちくも教えてもらって、「へ~」の連発です。
あっという間に万年筆の虜(とりこ)です・・・
「やるな~書斎館」
たくさん書かせてもらって買う寸前になったのですが、
もう一度ここは来させてもらってもっとお話を聞きたいなと思って
その日は買わずに帰りました。
今月中にはもう一度行って買う予定です。
たぶん2本買ってしまいそうです。
イタリアのドルチェビータよかったですね。
帰りの道で考えました。
当店に初めて来られるお客様もこのような気持ちではないのかと。
何をどうやって選んで、どう頼めばいいのか?
生地の種類がたくさんあって、選択肢が多いのは良いけれど、
何を基準に選んだらいいの?
10万もするから失敗したくないし、教えてくれ~!
ではないのかと・・・
私は洋服のプロだから、どこがどう違って、この生地だから
こうなるというのが感覚的にわかる。
ある程度知っている方に細々と説明するとウザがられるけども
ほとんどの人はそんなに知らない普通の人。
もっと考えて接客をしないといけないなと反省です。
どうしてお客さまはオーダースーツを作るのか?
そしてどうして当店に着ていただけるのか?
スーツを買うことでどんな気持ちを満たそうと思っておられるのか?
どうなることをイメージして買っていただけるのか?
これをわかっていないと「お客様にただ売るだけの店」に
なってしまいますよね。
お客様の悩んでいること、こうなりたいという欲を理解しないと
「これがおすすめです!」って言えないなと感じました。
書斎館、すごくためになりました。
ありがとうございました。
おすすめのお店です。万年筆を好きになります。
今月中に買いに行きますね(たぶん2本・・・)
それでは。

