ゼニア夏素材 Tropical(トロピカル)
2010年4月3日
こんにちは。
スプレーモの清水です。
本日はゼニアの夏素材のトロピカルを
ご紹介します。
これは夏の定番の素材です。
いろいろなアパレルメーカーが使っているので
目にされたことや、お聞きになったことがあるかも
しれません。
オーストリア産のスーパーファインウールを使って
織り上げた夏向きの平織り素材です。
目付が230g/mと軽量で、サラリとした清涼感と風合いの
良さが特徴です。
ゼニアの夏向けの基本的な素材でクラシックな色柄が
中心となっています。
以上がゼニア社によるトロピカルの説明です。
ここからは個人的(当店)の見解ですので、聞き流すなり
参考にされるなりしていただければと思います。
当店はトロピカルを仕入れておりません。
トロピカルはゼニアの生地の中でもかなり安価で、トロフェオや
モヘアトロフィー、ナキソスなどと比べると6掛け~7掛けで
仕入れることができます。
そのため、アパレルメーカーなどがゼニアの生地使用している
ことをアピールするためにこの生地を使ってゼニアのタグを
付けているとのことです。
では、なぜ当店は安価で仕入れることのできるこのトロピカルを
仕入れていないのか?ということなのですが、一言で言うと、
仕立て映えしないからです。
この生地はヨーロッパの気候には合うと思います。湿度も少ないので
サラリとした風合いはよく合います。
しかし、日本の夏は湿度が高くてムシムシしているので、平織りで
とくに何も加工していない(強く撚るなど)生地は向きません。
表面が波をうったようにポコポコとしてしまうのです。そうすると、
いくら仕立てをきれいに仕上げても、全体が良く見えません。
トロフェオなど細い糸を使った生地にもこうした傾向がみられますが、
平織りのトロピカルはそうした現象が起きやすいということです。
しかし、お値打ちにゼニアを着たいと、シワはあまり気にならない方には
よろしいかと思います。
以上はあくまでも当店の見解です。洋服屋さん(アパレルメーカー)によって
いろいろな意見があると思いますので、そちらも参考にしてみてください。
それではまた。

